さて、先週の愛知杯(G3)にひっそりと出走し、豪快な殿負けを食らったスルーレート。
レース後のコメントでは
スルーレート:
「メンバーからして、すんなり先手を奪ってマイペースで逃げられると思っていたのですが・・・。
あそこまで追いかけられるとはね。
これなら2番手からでもよかったかもしれません。
これからは、芝でも控える競馬が出来るようにしていきたいですね。
」(大久洋師)
後ろから行くスルーレートなんてあんま見たくないなー
でも現状マイペースで逃げないと粘れないって感じだからしょうがないか
と思っておりましたら、今週の更新で
20日は坂路2本のキャンター調整。
「先週は2番手の馬がかかり気味に競ってきたのが誤算でした。
あれで一気に厳しい流れになってしまいましたね。
幸い、レース後も目立ったダメージはなく、乗り出しています。
年明けの初日に適鞍があるので、そこに向けて調整していきます。
中舘騎手を確保しました。
徹底的に先行にこだわります」
(大久洋師)
1月6日の中山競馬(4歳上1000万下・牝馬限定・芝1600m)
に中舘騎手で出走予定。
この数日で大久保先生の中で何が起こったのか知らないが、180度方向転換。
ええ。 俺はそんな大久保先生が大好きです。
レイナード:
「右後脚の飛節のレントゲン検査を行ったところ、飛節を形成している骨に
骨折線が見られました。
程度からしてボルトで患部を固定する必要があり、全治は6ヶ月程度と思われます。
仮に順調に回復したとしても、乗り込みを開始できるのは晩春になってしまう
と思います。
未勝利戦の終了時期を考えても、十分な仕上げは望めないと思います」
(担当獣医)
「今週の競馬が終わった後に牧場で状態を確認し、入厩について算段する予定
だったので、とても残念です。
骨折の程度も軽くなく、未勝利戦に万全の態勢で使うのは難しいと思います」
(宮本師)
レントゲン検査の結果、獣医の所見を元にクラブ、宮本師、牧場で協議を行った結果、
万全の状態での出走は難しいと判断し、残念ながら15日に中央競馬登録を
抹消することになった。
なお、詳細は追って書面にてお知らせ致します。
レイナード
先週末の調教後、右後肢にハ行を発症。
レントゲン検査の結果、右後肢足根骨(飛節)に骨折線が見られた。
現在、舎飼で経過を観察していますが、詳細がわかり次第、情報を
更新させていただきます。
なんだー ぱるしふぁるもショック受けてるかと思ったらギャグやる余裕あるじゃん!
って思いました?
ショック受けてるに決まってんだろ!! 凹んでるよ! ベッコリ!!
でも… ま… そう簡単に落ち込んでられんのですわ。
他の馬もいるしね
レイナードには束の間の夢を見せてくれた事に感謝しよう。
骨折の度合いはわからんが、この時期の骨折と550キロを超える大型馬ってことで
未勝利戦があるうちの復帰は相当厳しいでしょう。 ただただ無念です。
さて、現在北海道で順調に調教を詰まれているトウカイテイオー産駒のレイナードですが
06/11/28
NF空港
屋内坂路でハロン14〜15秒のキャンター2本。
「以前の状態が嘘のような順調さを誇っています。
速いところを開始してからは実にいい動きを見せています。
力強さ、バネ、スピード、どれを取っても高次元のものがあります。
このまま順調なら12月中には十分移動できると思います。馬体重は544キロです」
(空港担当者)
06/12/5
NF空港
屋内坂路でハロン14〜15秒のキャンター2本。週2回はハロン13秒を計時。
「いかにも瞬発力に富んでいそうな、とても鋭い動きを見せており、
坂路で一際目立つ存在です。
この中間から更に速いところを開始しましたが、これは年内の移動を目指した
ペースアップです。今からデビュー戦が楽しみになってきました」(空港担当者)
いや… 景気のいいコメントが並んでニヤニヤしちゃいますね
端から見たら相当キモい男なんだろうが。
競走馬の評価って、ほんとにたくさん関門があると思う。
生まれて馴致するくらいまでは、大抵どの馬も誉められる。
(この時期は出資者を募る時期でもあるから、セールストークも多分にあるだろうが)
人を乗せた調教を始めてみると、早くも誉められる馬は減る
ちょっと前までみんな誉められていたにも関わらず、だ。
早い(1ハロン15秒以下)調教を始めると、もっともっと誉められる馬が減る
やはりレースに近いスピードで走らせて見ると、馬の素質ってやつはよく分かるんだろうね
トレセンに入厩して追い切りをする。 更に減る。
で、レースに出る。 ご存知のようにここで一番減る。
特別戦、オープン戦、重賞… レースのグレードが上がれば、もっともっと減る。
そんな中でダービーや有馬記念に出走するような馬を持てる確率は?
天文学的数字です。 「ダービー馬のオーナーになるには一国の宰相になるより難しい」
これ、そんなに大袈裟でもないと思う。 的を得てるよ。
ディープインパクトやらハーツクライって馬は、そうやって篩いに掛けられて掛けられて
最後に残ったでっかいダイヤモンドなんだと。 そう思います。
レイナードは、馴致あたりで一頓挫あったけどその後は順調。
いくつかの関門は突破したみたい。
ここから先の関門はいくつ突破してくれるのか
俺のニヤニヤはいつまで続くのか
これだから一口馬主は辞められないんすよ