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きゃろっとくらぶとゆかいななかまたち

君を忘れない

レース中の落馬や競争中止はできれば目にしたくないものの一つで、レース中に不幸にもそういう事故が発生した時「やった」とか「ラッキー」とか言う輩は「お前が代わりに死ね」と思ってた。
1頭の馬がレースに出走するまでにどれだけの人間の思いとか手間が掛かってるかと考えれば冗談でもそんな事はいえないはず。

フォーリクラッセ
イタリア語で「超一流」という意味を持つその馬のキャリアは、超一流と呼ぶにはあまりにも
泥臭い物だ。
そもそもデビュー前に疝痛起こして開腹手術。そこから驚異的な回復力を見せて迎えたデビュー戦は先頭から1秒以上離されての10着
その後も二桁着順と好走を繰り返すその姿から連想される言葉は「気分屋」「不真面目」
これも凡そ「超一流」という単語からかけ離れた物ではないか
骨っぽい面子を相手にぶっちぎった白嶺Sからわかるように、まともに走ればこの馬の能力は相当。 でもなかなか真面目に走らない。
馬券の対象としては一番困るケースで、出資者のめぐすりは相当痛い目を見たのではないかな
(俺は昔ムラ馬のダイタクヘリオスで痛い目を見たのでフォーリクラッセに関してはそれほど
火傷をしませんでした)

オープン入りしてからは殆どが二桁着順と、ムラ馬っぽいところに加えて能力の衰え自体も
目立ってきて、活路を見出さんと名手西谷と挑んだ障害戦。
が、障害馬としては致命的といってもいい飛越下手。
2戦したが障害適正はなさそうということで再度平地に。
障害競走自体の成績はダメでも、障害練習を通して馬が変わってくる(気分転換みたいなもん)ケースは多いらしいので、平地競争に戻ってどれだけやれるか期待していた矢先の昨日のレース。
テレビの画面を通してみても一目でダメとわかる右脚の状態は本当に痛々しく、「手の施し様がありませんでした。申し訳ありません」と語る安田調教師の心中も察して余りある。
この厩舎には昔シュアリーゴールドっていうキャロットの馬がいたんだけど、その馬も
レース中に競争中止してかわいそうな事になったのを思い出した。

めぐすりと2人で
「今日はフォーリクラッセ真面目に走ってくれるかなー」
『どうせ今日もダメだよ 500円以上馬券買っちゃダメだからなwww』
とか言い合える日がもう来ないと言うのが悲しい。

冥福を祈るくらいしか自分にできることは無いんだけど、「泥臭さ超一流」のフォーリクラッセのこと、忘れないようにしたい。
合掌。

踏み切って、ジャンプ!

ここ数戦不本意な成績が続いているプリンシペデルソルと
フォーリクラッセが矛先を変えて障害戦に出走。

最近キャロットの馬が障害戦に参加することが実に多くなった。
俺らの馬だけで見てもプリンシペ、フォーリクラッセ、ペルシステンテの
3頭が障害戦に出走、もしくは障害練習中。
他のキャロットの馬でも障害に目を向ける馬多数。
だいたいは平地のレースで頭打ちになった馬と出たいレースに出走
しにくい未勝利馬が該当するような気がする。

出資者からすれば色々な可能性を試すのは大歓迎なんだけど
やはり障害だと落馬が怖い。
「とにかく無事に回ってくれば…」の確率も(平地のレースより)
低いので応援する側も最後までハラハラさせられる事必至です。

それにしても出資馬が障害レースに出るとなるとホームページの
出資馬近況にも今まで知らなかった情報ばかりが並んで勉強になる。
平地のゲート練習のような存在で、障害戦には「障害試験」という
ものがあり、初めて障害戦に出走する馬はこの試験に合格しないと
いけない。 これは下手な飛越をすれば他の騎手や馬に迷惑
をかけてしまうから当然と言えば当然。

あと平地の馬だと普段調教を付けるのは厩舎の調教助手か所属騎手で
レースに登録する際には様々な騎手の中からできるだけ良い
騎手を選んで出走…と言うのが一般的な流れだが(小島太は違うけど)
障害の場合は調教をつけるのも障害試験を受けさせるのも同じ騎手で
レースに出るときもほぼ間違いなくその騎手で出走。
これは障害を飛ぶと言うのが特殊な技術ゆえ、それを調教という形で学習させられる人が少ないんじゃないろうか
結果普段の調教も障害試験も騎手にお鉢が回ってくると。
騎手の都合がつかなければ他のレースに回るなんてのも良くある事で
平地のレースとは色々な意味で異なるなぁってのが印象。
「お手馬」という表現が非常にしっくり来るよね
そりゃ普段の調教も障害試験もお願いしたのに本番のレースは違う騎手で、とはあまりに惨いもんね
あの騎手が乗れなきゃ他の騎手に、という平地とは大違い。

今回プリンシペに乗るのは金子ジョッキーだけど、
正直あまり聞き覚えのない騎手じゃないですか?
俺もテレジェニックくらいしか記憶がない。
そんな金子騎手でも障害界の有馬記念と呼ばれる中山大障害に2005年から
4年連続で騎乗しているわけだから、たいした物だ。

で、金子騎手について調べてたら彼のブログを見つけて
たまたまプリンシペに関するエントリーがあった。

http://ameblo.jp/kaneko-soratobu/entry-10434821826.html

>今週は初めて障害レースを走るプリンシペデルソル号に騎乗します。
>毎日調教を跨らせてもらっていまして、「プリン、プリン」呼んでいます。
>馬主さんからして不本意じゃないといいのですが、愛着がわくもので僕はついついあだ名をつけてしまいます。

金子よ
俺はどう呼ばれても構わないが「プリン」はもう8歳の超絶オッサン馬だぞ


2歳馬展望 その2

さて2歳(明けて3歳)展望その2です。
前回紹介したアマルフィターナが一番の期待馬ってことになりますが
その次はクラウドバスターという馬です。
http://db.netkeiba.com/horse/2007103364/

父タニノギムレットの牡馬 栗東大根田厩舎
実はこの馬は募集価格が1600万円で、父親・性別・厩舎・募集価格が
ティルフィングと同じ設定。
ティルフィングもそこそこ頑張ってくれているので、同じ環境の
クラウドにも頑張って欲しいもんだ。
蹄に弱さを抱える馬なので今は栗東のフラットコースで軽めの調整中
だけど、温かくなる頃にはデビューできるかもしれません。

3頭目がライツェント
スペシャルウィーク産駒の牝馬 栗東鮫島厩舎所属
http://db.netkeiba.com/horse/2007103233/
血統名はソニンクの2007ですが、この血統はほんとに堅実に走る血統。
殆どの兄弟が2勝以上挙げてるんじゃなかろうか
が、この馬はとにかく体質が弱く強い調教を課しては体調崩すの繰り返し。
年末もようやく17秒台でコンスタントに乗り込めるようになった来たのだけど
年明けに歩様に違和感を感じてウォーキングマシンにペースダウン。
春デビューはかなり厳しくなってきた。
ちょっと先行きは暗いな

実はこの馬、初めて俺とめぐすり2人共が出資してる馬。
俺らの出資馬の決め方は、お互い全く事前打ち合わせをせず
カタログとDVDで吟味に次ぐ吟味を重ねて、2人とも出資候補が
決定したら「せーの!」って同時公開するという手法を取ってます。
(余談だが公開し合う瞬間は実に楽しい。 『あー なるほど。それで来たか』
みたいなね)

なので「めぐすりが出資するから俺は止めとくか」的な選び方は
一切ないわけで。
それでこれまで一度たりとも出資馬が被った事がないって言うのは
根本的に俺とめぐすりは馬を選ぶ根拠が違うってことでしょう。

そんな2人が同じ馬を選んだ。
これはもう一種の奇跡ですよ
で、その馬の体質が極めて弱いって言う。
俺らの相馬眼もその程度ってことで。


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ぱるしふぁる

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