きゃろっとくらぶとゆかいななかまたち

G1レースの本場場入場前などに地下馬道が写る事があると思う。
今日、初めてあの道を通った。
テレビで見る地下馬道には馬や人がたくさんいて賑やかな雰囲気だったけど
今この道を歩いているのは自分達3人だけ。 なんか変な感じだ。

その地下馬道を抜けて、ウイナーズサークルへ。

普段外側から競馬を見ているせいだろうか、内側からメインスタンドを見るというのは
すごく新鮮で、どことなく落ち着かない。
ほどなく、レースを終えたばかりのスルーレートと吉田豊騎手がウイナーズサークルへ。
「うわ 本物の吉田だ・・・」と若干興奮していると
『口取りはどうするの？ そちらの方が会員さん？』との声。 誰？と思って振り返れば
そこには大久保洋吉先生のお姿が・・・ 真っ黒なサングラスがド迫力だ。

「はい こちらのお二人と口取りお願いします！」とキャロットクラブの社員さん。
ぬおー いよいよ記念撮影だ〜！

くれぐれも馬の後ろに立たないよう注意された（蹴られるから）あと、写真を取って貰う。
カメラマンが10人くらいいてびっくり。なんでそんなにいるんだ？
それにこんなにカメラマンがいると、視線をどこに向けていいか分からない。
案の定、あとで出来上がってきた写真を見ると、写っている全員が思い思いの位置に
視線を向けていた・・・ なんとも締まりのない写真だが、これはこれで味のある写真かな？

写真撮影を終え、地下馬道を大久保先生、吉田騎手と並んで歩く。
こんな日が来るとは・・・キャロットに入会してほんとに良かった・・・ 感無量。
（ご存知の方も多いかとは思うが、俺は大久保洋吉＆吉田豊の熱烈なファンである）

「いや〜しかし強かったね。レコードだもの。次走はどうしたもんかねぇ 私はあの馬は芝でも
走ると思っているんだけど 」と大久保先生。

『先生、全日本2歳優駿（地方のダートG1）なんてどうでしょうか？』

って冗談で言ってみようかと思ったのだけど・・・
（仮にもG1なのでスルーレートのような１勝馬はJRA代浮ﾆしては選出されない）

い、言えない・・・ （´・ω;;;;;;;::::::ｻﾗｻﾗｻﾗ

畏れ多くて言えない・・・ （´・ω;;;;;;;::::::ｻﾗｻﾗｻﾗ

いやーでも初めての口取りは緊張したけど、楽しかった！
また是非参加したいな、と思いつつ府中競馬場をあとにした俺でした。

「おぉ・・・ 勝った・・・」と安堵したのも束の間、俺は口取りを申し込んでいたんだった！
口取りに参加する場合は、出資馬が1着入線するとすぐに指定の集合場所に集まる必要がある。
集合場所へダッシュ！

光より早く集合場所へ到着すると、キャロットクラブの社員さんがいた。
「おめでとうございます！！」と声をかけられ『ありがとうございますぅ』とデレデレ。
あの時間帯では府中競馬場で１〜２を争うバカ面だったろうな。 俺。

程なく到着したもう一人の会員さんと、ウイナーズサークルへ向かう。
その途中、「骨折しちゃったよ・・・」と苦笑いしている人とすれ違った。
ジェイケイフリートの関係者の方だろう・・・ ニヤニヤが少し収まった。
いつかは俺もあの人と同じ気持ちを味わう時が来るのだろうか。 きっと来るだろうな。

そんな日の悲しみが少しでも減るように、今はこの勝利を素直に喜ぼうと思う。
ジェイケイフリートの冥福を、心よりお祈りいたします。

返し馬を見届けて、スルーレートから身の馬券を購入し、いよいよレース・・・
デビュー戦に続いてスルーレートは好スタート！ すっと2番手へ！
ダート戦で前にいけることはそれだけで大きなアドバンテージ
（ダートは追い込みが利きにくいから）
やっぱスルーはダート向きなのかなーと考えていると断然の1番人気
ジェイケイフリートが上がっていく
なんか早い仕掛けだなぁと思ってみていると、どうも走り方がおかしい・・・
と思った瞬間、ズルズルと下がっていくジェイケイフリート・・・
故障発生だ。
最大のライバルが消えたとはいっても、やはり気分のいいものではない。

それでも気持ちを切り替える。 勝負どころの4コーナー。
スルーレートは馬なりで先頭に！ おぉぉぉぃ 勝っちゃうかもよ？

後続集団は？ 足色が鈍い! もらったぁ！！
3馬身、4馬身、5馬身と突き放してゴールイン！！ 楽勝だ！ 強い！

休日なのに7時起床。
しかも前日に夜更かししてしまい、睡眠時間は3時間強。
「もっかい寝ようかな・・・」というよからぬ考えが胸をよぎるも、意を決してスーツに着替える。
なんでスーツかというと、口取り（優勝時の記念撮影）をする場合は正装である必要があるから。
女性は多少カジュアルな服装でも許されるみたいだが、男はスーツじゃないとダメみたい。
ま この辺は普通の会社と同じです。

当然この時点では自分の馬が勝つか負けるか分からないからせっかくスーツを着ていっても
無駄になる可能性もあるわけで。 いや 無駄になる可能性のほうが高いかな
等といいつつも愛馬の優勝時の口取りに参加できるというのはほんと魅力。

ということで9時20分に府中へ到着。 スルーレートのレースは9時50分から。
まずはパドック！ 前走より出来はいいように思う。
しかし10番スト−ムタイガー（2番人気）、16番ジェイケイフリート（1番人気）の出来も絶好。
ちょっと適わないかもなぁと思いつつ、馬券を購入していざレースへ！
吉田！ 頼むっ！！

先日デビューしたスルーレート（父フレンチデピュティ）が2戦目を迎える。（11月21日東京1R）
スルーレート自体の動きは良化しているので前回より前進できる・・・とは思うが
相手もかなり揃ったなぁ 16頭フルゲートですよ。 日曜の朝っぱらから。

と、いいつつ口取り（優勝した時の記念撮影）に申し込んでしまうぱるしふぁるであった・・・

【追いきり】
11/17(水) 吉田豊 美坂路・良 37.1 - 24.0 - 11.9
ドリームパートナー(古500万)一杯に0.3秒先行同入

【大久保センセコメント】
「今週の追い切りは終い１１秒９と優秀なタイムでしたが、全体的に速かったですからなんとも言えません。でもいい動きでしたし、状態も上向きで前向きな部分も見られる様になってきました。前走は揉まれても問題ないレースができたし、１ハロンでも距離が延びてレースはしやすくなると思います。前進は十分あるでしょう」

と、いうことでスタホ魂の中でちょこちょこと触れてきた我々の一口馬主生活ですが
このたび、めでたく独立コンテンツと相成りました。
キャロットクラブの入会してだいたい1年くらいですか あっという間の1年でした。
いつかはダービーに出走できる馬を持ちたいと思って現在もコツコツと頑張っております。

一口馬主というものを通して、「競馬ってやっぱり素晴らしい」と読者の皆様に思っていただければ
これ以上の幸せはありません。

つたないページではありますが、どうぞお楽しみ下さい。