好きスキ大好き愛してるっ  4


「あッ……ああん……ッぅん! あぁっふぅんっ」
「こんなにいやらしく腰振って……気持ちいいんだ? 美奈」
「だっ……ってぇ 止まんな……いっ……あふぁ」
 キッチンと居間の間にあるカウンターに上半身をうつ伏せに預けて、後から。
 パパって、後ろからするの好きなんだもん。一枚板のカウンターは、爪を立てても引っかかるところがなくてカリカリって引っかく音も、板に体を密着させている私にだけ伝わるだけ。
「かわいい声、もっと聞かせて。もっと啼いて」
「ッ!! ひぁああんっ!!」
 パパの手が、アシに力が入らなくなってきて沈みかけた私の腰を掴んで引き上げる。足元がなくなるのと同時に、深く深く、パパがナカに埋まりこんでくる。さっきまで何にも考えないで動いてたから、空気と混ざってあわ立った私の蜜がナカから押し出されて、隙間から流れ出して腿につたう。それを指ですくって顔だけ横を向けていた私の前にわざわざもってくるの。
「ほら、白くてねばねばしてて、こんなにたくさんでてる」
「ぁあっ……ぁっく。そんな、の……見せないでよぅっ……ん」
 ほらほら、ってパパがべたべたになった指を私の鼻先まで近づける。顔をそらしてくても、体重全部上半身にかかってるからそれを起こして逆を向くことなんかできない。それを知ってて、パパはこういうことをするの。
「パパのばかばかあっ……ぁあん。いじわるばっかりしないでよう……ッやっ!! だめぇ」
「美奈がかわいいからつい。でも意地悪ばっかりしてるつもりないんだけどな。コレ、ダメじゃなくてイイでしょ?」
 じゅくんじゅくんってさっきより動きが大きくて、もうナカから全部、かき出されるみたい。その上、なんていうか、ええっと。
「こうやってココがぐりって袋でこすれるの、スキでしょ?」
 言いながら、パパがずぐずぐ奥まで入ってきて、からだをぴったり、密着させて私の一番敏感なところにそれを、押し付けるように細かく腰を揺らす。
「あっ! ああっ……ああんっ! うあんっ ふぅん」
「気持ちいいでしょ? 美奈が気持ちいいことは全部知ってるよ。美奈が素直になってくれたらもっといいことしてあげる。ほら、ナカのこのあたりに当たるのも」
「ああああんっ!! やっー! っぁん」 
 体が離れて、今度はナカの敏感なところをパパの先の部分が往復する。腰を支えていたパパの手がおなかを撫でるように伸びてきて、こすられた前の部分をめくりあげて、指先でつつくように触る。
「ここまで、ぬるぬるだよ? 触ったらまたでてきたんじゃない? こんなにいっぱい濡らして、美奈はホントにいやらしいなぁ」
「ちがー……」
「こんな風にいやらしい美奈も好きだよ」
「うー」
「そろそろ本気で動くよ」
 汗ばんだ額や頬に張り付いた私の髪を、パパがかきあげる。長い指がゆっくりと私の頬を撫でて、あごの輪郭をたどり、体を離れて、また腰を掴んだと思うと、上半身まで動いちゃうくらいのイキオイで、パパが動き出す。
「あっ……だめぇ パパのがっ! 奥、当たって……」
「……ッ……美奈のナカ、熱くてすごいよ。聞こえる? 気持ちイイって音たてながら絡まってくる」
「ぃやあぁ パパのっ! がっ……熱いよぅ……おっきくて、美奈の、ナカ……だめになっちゃうぅ」
「だめになっちゃうわけ? ホントに? 初めてしたときと変わらないくらい締め付けといて、だめになるのはこっちのほうだよ」
 喘いでうめいて、息をするのも大変なくらい、気持ちいい。パパに揺すられるまま短い悲鳴をあげながら、その心地よさに目を閉じる。
「もー……っはぁっ……」
「イって、いいよ」
「ん」
「手伝ってあげるよ」
「え? ひゃっ!!! だめぇっ!!」
 また、パパの指が二本、さっき剥かれた敏感なところをくりくり挟み込んでいじる。
「あ。あっ ああっ!! っくうん」
 ナカも、気持ちいいところから奥まで、全部突き上げるようにパパが押し寄せて、帰って、また来る。
「ッく……いっ……いいよぅ」
「ほら、素直に言っちゃってよ」
「んんっ! んはっ……ぁっ……ふ……ク……イ、クぅ……イクっ!! イッちゃうよぅ」
 体がぶるぶる震える。全身の震えが止まっても、そこだけ別に動いてて……パパのそれを飲み込むみたいに。
「あっ」
 ひくひくしてるそこで、しばらくじっとしてたパパがそこから一気出ていく。
「美奈」
「ん、や……」
 力が抜け切った体を、パパが引っ張る。カウンターから離された体は、足に力が入らなくて、そのままずるずる沈んでいく。
「だめぇ……エプロン汚れちゃうぅ」
 パパがやろうとしてることなんか、もうわかっちゃったんだけど。止めてもされちゃうの分かってるんだけどぉ。
「ごめん。でも止まんないわ」
 言い終わると同時に、パパが小さくうめいて、広がったエプロンの上に、全部出して終わった。
「ひどぉいぃ」
「ごめんごめん」
 謝ってるけど全然悪びれた様子もなく、パパが私の顔まで飛んだそれを、エプロンの端でぬぐう。
「そんな目しないで。ごめん。白……真っ白いものって汚したくなっちゃうんだよ」
「おろしたてだったのにぃ」
「わかったから。じゃあシミにならないうちに洗おう。ついでに体も洗っちゃおう」
 にっこり笑って、パパが軽々と、私を抱き上げた。

                                        2002.8.15=up.





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