好きスキ大好き愛してるっ  6


「あっ」
 パパを背中にくっつけたまま、ソファの上で膝立ちになってハーフパンツに手をかける。
 腿の半ばまで、ショーツと一緒にずらしたとき、パパがTシャツをめくりあげた。
「だめぇ……シャツ、戻して。きゃ」
 パパの腕が、私の体を後ろに引く。バランスが崩れて思わず悲鳴が出ちゃう。でもソファに沈むと思った私のおしりは、いつの間にか上がりこんでいたパパの膝の上。
「早く、全部脱いで」
「……ぅん……」
 足をまげて、ハーフパンツと一緒にくるくる丸まったショーツを足首から引き抜く。そのしぐさの全部を、パパが後から、肩越しに見ている。
「こっち向いて」
 返事をする前に脇から入ったパパの腕に体を浮かされて、くるりと回されてソファの上に降ろされる。
「いいなぁこのアングル。シャツはもうちょっとそのまま着てようか?」
「え? あっ やだぁ」
 なんとなく、言われる前にTシャツのすそに手をかけて脱ごうとした私をパパが止める。どうして脱がなくていいの? って聞こうとして、すぐ自分がしてるかっこうに気づく。
「隠しちゃダメでしょ」
 すぐにすそを掴んだまま思わず両手を足の間に入れる。その腕をやさしく持ち上げながら、パパが笑う。
「見せてって言っただろ? そのままおへそが見えるくらい、シャツあげて」
「んんっ そんな、恥ずかしいからっ」
 でもそう言いながら、あげられていく私の手は、すそを離すことができない。ゆっくりと、そこがさらされていく。
「ほら、閉じてたら見えないよ。膝立てて。もっと足、開いて」
「ん……はぁん」
 広くないソファの上で、おずおずとパパの言うとおり、足を開く。何度も見られているのに、何度見られても恥ずかしい。
 パパには、見てほしい。
 パパが、開いた私の足の間に上半身を進める。片方の足が、ソファから滑り落ちる。その腿を再び持ち上げながら、パパの手が這い上がってきた。
「美奈の足、スベスベしてていつ触っても気持ちいいなぁ」
「きゃぁ」
 私の膝のウラに肩を入れて、パパが私の下半身を引き寄せる。そのままTシャツのすそを持ったままだった私は、カンタンにソファに仰向けに転がっちゃう。ちょうど後頭部が柔らかいクッションに当たった。
 ちゅっちゅって、音を立てながらパパが腿の内側に吸い付く。
「出張にでる前につけた痕がまだ残ってる。美奈はもともと肌が白いから、紅い痕が映えて。痕付け甲斐があっていいなぁ」
 ぺろりと、前につけた痕を舐めてから、パパがまたそこに吸い付く。
「やっだめぇん」
「美奈、興奮してるでしょ? 興奮してドキドキして血の巡りがよくなるとそれまで見えなくなってた前つけた痕がエッチに気分になってる証拠に、またこうやって浮きあがって、口でダメなんて言っても、美奈の体はしようって、素直に俺を誘ってる」
「んあぁんっ」
 口づけが徐々に、私の中心に近づく。パパの髪が、敏感になった肌に当たって、それだけでどうしようもないくらい気持ちいい。
「んっ……んんっ」
「美奈のココ、触ってないのにすごいよ。わかる? 濡れながらひくひくして、ほしそうにちょっとクチ、開いてる」
 パパの熱い息が、言葉と一緒にそこに当たる。
「いやぁ……そんなこと、言わないでよぅ」
 ホントのことだとしても、そんな風に言われるのはすごく恥ずかしい。
 クッションのせいで、首をのけぞらせることができずに、私は私のそこを見ているパパを見る。
「いや? 嘘ついちゃだめでしょ。言葉だけで感じて蜜があふれてきてるくせに……襞がぷるぷるしてるよ?」
 触れるほど近くで、なのに触ろうとせずパパがいじわるなことを言う。
「美奈は見えないから知らないだろうけど、右足の付け根にほくろがあって、こうやって見てると小さなほくろだけでいやらしい感じ」
 パパの指が、私の知らないほくろを撫でる。
「……あぁっ」
「ほくろも感じる?」
「ちがっ……どこ、だって……パパに触られたら……」
 パパの指だけが。
「ちょっと探検」
「ひぁっつ!!」
 パパの指が、いきなり私のそこを開く。あふれる蜜が、おしりのほうまで流れてくるのが分かる。
「きれいだな。探検やめて食べちゃおうか」
「ああんっ!!!」
 パパの唇が、そこにかぶさる。あふれる蜜を舌がすくうように、後ろ側から前へゆっくりと這いあがっていく。
「あっ!!………ァあッ!……ああぁ! んっ!!」
 その場所から直通でくる快感に、脳が痺れる錯覚。くらりとめまいに似た感覚。
 自分の体なのに、自分でコントロールできなくて、私はたったそれだけで、あっさりのぼりつめてしまった。

                                        2002.8.16=up.





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