好きスキ大好き愛してるっ  7


「ちょっとイッちゃった?」
 ガクガクと勝手に震える私の腰やおしりを撫でながら、パパがうれしそうに、そう聞いてきた。
「う……ふぇっ……」
 パパの舌が柔らかくて温かくて、ずっと触ってほしくて堪らなかったから、そんな気持ちいいことされちゃったら、そんなのどうしようもないんだもの。
「泣かなくていいから、気持ちよかったんだ?」
「……うん……す、ごっ……くっうんっ」
 じゅるじゅると音を立てて、パパがそこに吸い付いてくる。舌が入り口に差し込まれたり、敏感なところをころがしたり、行ったり来たり。
 ちゅばちゅばってカンジのかわいらしい水音がどのくらい続いてただろう。パパの舌の気持ちよさに、息をするのも声を上げながら、その快感に酔う。心地よくてうっとりと、目を閉じてその波の中で。
「はぁんっ」
 ひと際大きく、蜜を吸い上げるずずぅって、音がする。
「美奈の蜜。あとからあとからあふれてきて、すごいよ」
 パパが顔を上げて、顔に付いた私の蜜を手でぬぐう。
「……やぁ……パパぁ……お願い……やめ、ないで」
 Tシャツを握り締めていた手を、パパに伸ばす。パパがその手を取って、空いたほうの手を私の顔の横に付き、覗きこむように顔を近づける。
「舌だけで、いいの?」
 そうささやくパパの唇が、濡れて光る。
「俺のココ、美奈のを舐めてたらこんなになってるのに、美奈はさせてくれないんだ?」
 取られた手が、パパのそこにいざなわれた。パパのはいているのはくるぶしまであるズボンだけど、素材は私のハーフパンツと同じようなカンジ。厚めだけど、柔らかい素材のその上からでも堅くて大きくなってるのが、わかって、それを触ってるなって思ったら、急に顔に血が集まっちゃった。
「美奈はどうして、自分の触られてるときより、俺の触ってるときのほうが色っぽい顔になるの?」
「だっ……そんなこと」
 聞かないでよぅ。
「目の周り、こんなにきれいに紅くして……かわいいよ」
 目じりにキスが降りてくる。
「美奈の蜜も涙も、どうしてこんなに美味いんだろう」
 頬や鼻の頭にも軽く触れて、唇へ。
「ん……ふぁ……んんっ あっ」
 舌を絡めてキスをして、パパが体をずらして首筋に顔をうずめる。
「ココの痕も、きっと何日も残るよ」
「んも……おんなじとこ、吸ったー」
 見えないけれど、パパが笑ったのが分かる。
「そんな痕、つけなくても、私は、パパだけのものよ?」
 パパがゆっくりと、私の背中に手を入れて一緒に体を起こす。
「ん? そんなの分かってるけど、でも見せたいだろう?」
「……パパはつけるだけだからいいだろうけどぉ……私は、人にそんなの見られたら恥ずかしいのっ」
 こんなの見られたら、すぐにえっちしてたってばれちゃうじゃない。
「じゃあ美奈も俺につけたらいいでしょ」
 …………
「いやよぅっ! 結局パパのが見つかっても、つけた私がやらしいって思われちゃうもんっ!!」
 ちょっと考えてから私が答えたら、パパは楽しそうに笑って、自分が着ていたシャツを脱ぐ。
「ハイ。美奈も脱ごうね。バンザイして」
 言われたら素直に体が勝手にバンザイ。
「っぷ」
 頭を振って、強引にTシャツを脱がされたせいで……それまでから乱れてたんだけど……バラバラになった髪をなんとか整えようとしている間に、パパがソファから降りて下にはいていたものを脱ぎ捨てて、ソファの上にあぐらをかくように座る。
「おいで」
「うん」
「自分で挿れて見せてよ」
「え……」
 ごくんと、自分でびっくりするくらい、唾を飲み込む音が大きく聞こえた。
 明るいリビングで、裸で向き合って、思わずパパの、勃ち上がったそれに目が行っちゃう。
「ほら、早く。美奈のナカに入りたくてたまらないよ。来て」
 パパが両手を広げる。もう一度、あっという間に口の中に溜まった唾液を飲み込んで、頷く。
「うん」
 さっきみたいに、足を思い切り開いて、パパをまたぐ。
 左手で、パパのそれを持って。
 右手で、自分のそこを、挿れやすいように……二本の指でそっと開く。
「ん、は……」
 パパの先端に、開いてこぼれた蜜が滴り落ちる。
「う、わ。ちょっと今の、よかったかも」
「ばかぁ」
 ゆっくり、腰を下ろす。なんかすごく、緊張しちゃうなぁ。先が、そこに触れる。挿ってくる、って思ったのに。
「………っ!! いやんっ」
 ずるりとずれたそれが、前の敏感なところをかすめる。
「……美奈……ソレ、俺のセリフ」
「ごめぇん……ぬるぬるしてて挿りにくいの」
 もう一回。
 今度は失敗しないように。
 先端が、ちゃんと、入り口に入ってから、手を離す。それを見たパパが、私の腰を掴んで、一気に引き寄せた。

                                        2002.8.16=up.





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