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 おふとんふかふか。
 今日も学校あったから外には干せなかったんだけど南向きと東向きが窓になってる先生の部屋に置いといたらオッケー。この建物、微妙に南西向いてたりするから、南向きの窓はほとんど一日中、日が射す。なのでカーテン閉めてない部屋は十月になった今でもお天気の日は死ぬほど暑くなるけど、いいやべつに。今日はあの部屋には行かないから。
「寝るときっていつも三つ編みするの?」
 布団の上に座り込んで、髪を樹理ちゃんが器用に分けて三つ編みしてるの。
「うん。そうしないと朝、爆発しながらからんでるの」
 うわー大変そう。
「夏清ちゃんはそのまま?」
「そのまま。髪の毛だけね、枕より上にするけど」
 寝る前に気力があったら自分で。そのまま寝ちゃうときは知らないうちにそうなってる。
 そうしないと迂闊に寝返り打って髪が先生の体の下敷きとかになってたら痛いでしょ。
 滅多にないんだけど、時々二本か三本くらい、ぴんって。まとめてだとそうでもないけど量が少ないと逆に痛い。
「ええ!? 毎日いっしょに寝てるの!?」
 ああやっぱり。状況を説明したら期待通りのリアクション。
「あー……まぁ。うん。ほとんど」
 答えがある程度分ってても聞いて確認したいことって世の中あるよね。初々しいカンジのリアクションとか。
「樹理ちゃんとこは、一緒におやすみなさいとか、全然しないの?」
 いや、なんていうか、寝るって言うと語弊がありそうで。
「え、あ。う……」
 おお、こっちはアリですね。
 樹理ちゃんってね、分かりやすい。だってすぐ顔にでるんだもん。
「でも、毎日とかじゃないよ。氷川さん帰ってくるの遅いし、お仕事忙しくて疲れてるし、ご飯食べながら時々寝ちゃうし、お風呂でも寝てることあるし、ええっと、だから、次の日がお休みとか、お昼から出勤とかそうじゃないとっ……」
「うんうん」
 相槌打ったら自分が何言ってたか分ったみたいで、はっ!! って顔したあと。
「いやぁー」
 頭抱えて叫んでるし。
 おもしろーい。



「お前ら……バカみたいなこと喋ってないでとっとと寝ろ」
 ああっ!! すいませんごめんなさい。ほんとにどうしてこんなばかみたいなこと喋ってるんだろう、私……
「先生、お願いだからノックするか戸を開ける前に声かけるかして」
 突然リビングに繋がってるふすまが開いて、お風呂上りっぽい井名里さんが顔を出した。
 井名里さんがそこにいて、隔ててたのがふすまだけで、なおかつばかみたいなって言われたってことは。いやー!! 聞かれてた聞かれてた聞かれてたっ!
「私一人ならだけど樹理ちゃんいるんだよ」
「ハイハイ。わかったって。いいから寝ろ。明日起きられなくても知らんぞ」
 時計を見たら、確かにもう十二時を回っていて、氷川さんが帰ってこない日以外なら私はもう寝てる時間。でもどうしてか全然眠くなってないわ。帰り待ってる間だって時々居眠りしちゃうのに。なんだか夏清ちゃんの変なペースに巻き込まれてない?
「分ってるもん。先生こそ早く寝たら? 女の子の話立ち聞きするなんてだめだよ」
「聞かれたくなかったら聞こえるような声で喋ってんじゃねえ」
「ああもうっ! ああ言ったらこう言うっ」
「お前もな」
 じたばた手を動かしながら夏清ちゃんが言うと、あっさりと返して、井名里さんがふすまを閉める。
「樹理ちゃん?」
「え?」
 こっちを見た夏清ちゃんが、両手を頬にあてて首をかしげるしぐさ。
「大丈夫?」
「うん。だい、じょーぶ」
 そう聞かれて、手を振ろうとして真っ赤になった顔を両手で覆ってた自分のポーズを真似されてることに気がついた。



 かわいいなぁかわいいなぁかわいいな。こう、なんて言うのか大きな瞳がうるうるしてて、耳まで真っ赤で、ちっちゃい手が自分の顔にぴたって。
 思わず真似したけどダメだわ。私じゃちょっとかわいくない。
「聞、聞かれた……よね」
 がっくり前のめりに体勢を落として、敷かれたふとんを握り締めて樹理ちゃんがつぶやいた。
「あー……ふすまは、ねぇ。大丈夫だよ、あのヒトそう言うの気にしないから。部屋帰っちゃえば聞こえないと思うし」
 カベとかはかなり、きちんと防音されてるから。五階にいたときも上下左右部屋だったけど、隣の物音聞こえなかったもんなぁ。真夜中に家具動かしても苦情来なかったし。
 一人暮らししてたアパートなんか、下からも音が響いたもん。
「多分」
 だって、最近大体同じ部屋にいるんだもん。引っ越してから隣の物音って全然気にしたことないわ。
「布団入ってこっそりしゃべったらいいのよ。電気消していい?」
「うん、いいよ」
 オレンジ色の一番小さい明かりにして自分用に敷いたふとんにもぐりこむ。ああ、誰もいないふとんって広いよね。
「はー。畳でふとんひさしぶりー」
「そうなんだ。私はほとんど毎日畳におふとんだよ」
「え?」
「使ってるのが和室なの。物置みたいにしてる洋室が余ってるから空けようかって言ってもらったんだけど、なんとなく最初からいるから和室が落ち着いちゃって」
「へぇ。じゃあそこで寝てるんだ」
「うん」
「いっしょに?」
「う………うーん」
 うわ。微妙な答え。
「ねえ、夏清ちゃん」
「なに?」
「どうしてそゆコトばっかり聞くの?」
 えーどうしてって、そりゃね。
「聞きたいもん」
 うん。そう思う樹理ちゃんのほうが普通だとは思うよ。でもね、気になるでしょう他人の生活。
「……夏清ちゃんは、一緒に寝てるんだよね」
 うん。ほぼ毎晩。だってそのまま寝ちゃうもーん。
「人と一緒に寝るのって、なんとなく、落ち着かなくない?」
 うーん。
「もう慣れた」
 最初のころこそなんとなく目が覚めたりしたけど、今はもう何があっても朝まで寝てるね。
「…………」
 熟睡。って答えたらものすごく複雑そうな顔されちゃった。だって起きたら朝だもん。で、朝起きたら蹴った殴ったって言われるの。知らないよ、覚えてないもん。でもそう言うところくらいで反撃しとかないとね。
「樹理ちゃんって眠れない人?」
「ううん。私じゃなくてね……」
 氷川さん? 確かにあの人神経細かそう。公さんとホントに兄弟なの? ってくらい繊細っぽいよね。あっちはなんていうか、鍛えられてるって言うか。うん。
「仕事、すごく忙しいみたいなの。今度の出張もギリギリまで他の人が行くか、氷川さんが行くか調整してたんだって。結局前後の休日に出勤して日常業務……こなして、自分の目で見たいからって無理して行ってるの」
「土日も出てるの!?」
「うん。九月からはずっと、休みなし」
 うひゃー。ちょっとちょっと。隣の部屋にいる人に聞かせたいよ。定時出勤、定時帰宅。土曜の休日補講だって、午前中だけなのに文句ダラダラ言いながら行くんだよ。十一月に入ったら大学進学者用の夕方補講も入るから、もう今から『なんで俺が』って。余分の仕事でちょっとかわいそうかもとか思ってたけど、甘いよ!! 氷川さんの話聞いたらもっと働ける。
「でもそれは……働きすぎじゃないの? 労働ナントカ法にひっかかってるって」
「ああ、氷川さん、管理職だからそう言うの対象外なんだって」
 ………過労死するよ、それ。
「移動のときとか、空いてる時間に寝たりしてるらしいんだけど、やっぱり、ゆっくり一人で寝たほうが、疲れとか取れるよね?」
 そうかな。そうかもしれないけど。
「どうなのかなぁ例えばね、死ぬほど疲れてたりすると、人が居ようが居まいが、結局熟睡しちゃうと思う。だから逆に、寝て、起きたとき一番に、一番好きな人が見えたら……見えるほうが、私はいいな。
 一緒に暮らしてたらね、いやでも朝、顔は合わせるけど、目が覚めて、何にもしないでもそこに、目を開けただけで一番見たいものがあるのって、きっとすごく、安心するよ」
 うつぶせになって、枕を抱えるようにしながらまだふとんに入らないで座り込んだままの樹理ちゃんを見上げる。
「そう、かな」
「うん」
「……夏清ちゃんたちは……その、どっちが……」
 ちっちゃい声でぼそぼそ。口の中で噛んでるみたいな樹理ちゃんの言葉。どっちがですかー……うーん。
「んーどうかな。もう寝ようっていくこともあるし、もう寝るぞ、って呼ばれることもあるよ」
 どっちが多いかなぁ。半々?
「樹理ちゃんは………」
「え?」
「受身でしょ? 言われないと行かない?」
「えっ……だっ……て、そんなの、言えません」
 どうしていきなり敬語……
「私から………なんて、そんな。なんか…………さそっ………………ってる、みたいじゃないですか」
 みたいじゃなくて、誘ってるの。
 体中の血が集まっちゃったみたいに真っ赤な顔で樹理ちゃんが微妙に動いてるの。もじもじというか、くねくねっていうか。うわーその動きを擬音出すとやらしくなるね。恥ずかしがってるだけなのに。
「誘ったらダメかな?」
 だって、誘われようが誘おうが、結局同じでしょ? 思ってるだけで言わないけど。樹理ちゃんには。
「ダメ……ってことは、ない……と、思う、けど」
「けど?」
「は、はずかしく、ない?」
「あー……うん。どきどきするよ」
 どきどき、っていうか、ばくばくって言うか。心臓。未だにね。
「先生ってねぇ意地悪いんだよ」
「は?」
「うん。誘わされるの」
 変な日本語。
「こっちから行かないと、なんにもしてくれないんだよ。ときどき」
 一緒に居たかったらお前が言いなさい、みたいな。
「なんかもう、私なんか、ギリギリいっぱいなのに、余裕かまして放置するの」
「ほう、ち……」
「そう、だからくやしいけど、だって一緒に居たいし」
 そしたら絶対。
「受身だけじゃいられないよ」
 きっとね。そのまま私が我慢したら、きっとそのままにされるなんてことは、ないんだと思う。でも。
「もらうばっかりは、なんかやだから」
 うまく言えないけど。だからって何でもするわけじゃないけどっ……なんかいろいろさせられてるけどっ!!
「夏清ちゃんって」
 うん?
「すごいね。そういうのは、思ってても、私はできないから。大事にね、してもらってるなって、いつも感じてるけど」
 うん。
「やっぱり、面と向かうとお礼とか言えないし、氷川さんが普通だと、こっちが改まっちゃうのも変だし、そしたらなんとなく、時間が過ぎちゃって、じゃあおやすみなさいって」
「なっちゃうわけね」
 樹理ちゃんが頷く。
「で、氷川さんも普通におやすみなさい、と」
 うんうんと、樹理ちゃんが頷きつづける。そこで呼び止めてくれたらよさそうなもんだけど、きっと氷川さんはやらなさそう。というより目に浮かぶ。なんかこう、お互い踏み込む境界の手前でじりじりしてるのがっ! 他人事なのに手がわきわきするー!! あーもう、いじりたい。
「樹理ちゃん」
「ハイ?」
 起き上がって樹理ちゃんの目の前に座ってずいっと体近づけたら、樹理ちゃんがじり、と仰け反る。
「氷川さんは帰り、遅いんだよね?」
「うん」
「お風呂は? ご飯は?」
「え? お風呂は先に、入ってるけど、ご飯はなるべく、一緒に食べてる」
「お風呂から上がったら、そのパジャマ?」
「う、ううん。服。普通の。寝る前に着替えるから」
「服? 普通の?」
「ふ、ふつうの」
「今日着てたみたいな、長いスカートの?」
「え、私、短いの、持ってない、から」
 じりじり樹理ちゃんがあとずさっていく。逃がさなくてよ。
「持ってない!?」
「う……うん」
 私も人のことは言えないけど、黙っとく。
「変な服いっぱいあるから。もう好きなだけあげるから持って帰って着なさい。こっちから状況変化させなきゃいつまで経ってもそのままよ!? ありがとうのお礼の気持ちは伝わらないわ!! まずはそこから打破しよう!! 大丈夫よ!! 喜ばれこそすれ、嫌われることはないから!!」
 なんか我ながら詭弁なカンジ。でもあの服、捨てるのはダメって言われたけど、あげるのは止められてないもんね。貸したって事にしたらオッケー。もう返してもらわなくていいけど。
「え? へ、変な服?」
 あ、言い間違い。でも他になんて言うんだ?
 着るのも、部屋に置いとくのいやだから、この部屋の押入れに突っ込んであるのよ。
 押入れを開けて中から衣装ケースを取り出す。ああもう、みっちり入ってる……いつの間にこんなに増えたのかしら。



 あれもこれもそれも。って夏清ちゃんが手当たり次第いろんな布の塊を取り出してる。
「うーん。これとかは? こっちでもいいかなぁ。あ、これはまだ着てないや」
 なんというか、こう、ひらひらしてて生地が薄くて。
「これ……どうしたの?」
「買ってくるのよ。いつの間にか」
 井名里さんが?
 これ?
 ………どこで………
「着て、るの?」
 これ……
「半々。死んでも抵抗することもある。コレとかね」
 って、放ったのはなんだかもう……服?
「逆にね、妥協してあっちなら、ってので、何回も着てるのもある。ここには入れてないけど」
 はぁ……
「うーん。樹理ちゃんに合いそうなの、このくらいかなぁ」
 このくらい、って言ってもテキパキした動きで衣装ケースの中身、半分くらいでてるんだけど?
「んじゃこれから」
「は?」
 これから?
 え? ここで?
「着てみてー」
「え……なんで……」
「見たいから」
 渡された服握りしめて、次の動きが思いつかない。返したいけど手が動かない。
「ほら、似合わなかったらダメだし」
 ああ、そっか……って!!!
「着てみてー」
 にこーって。
「着なきゃ、ダメ……?」
「ダメ」
 うう。笑顔のプレッシャーって、怖い。


「いやーん、かーわーいーいっ!!」
 なんだか着替えてるの見られるの、女の子同士でも恥ずかしくて、こんな服だからもうなおさら。だから見ないでね、って頼んで、着替えて、みたのだけど。
「立って立って」
「え? 立つ、の?」
「うん。長さ。丈」
 言われてしぶしぶ、立ってみる。いやー……なんか、もう、心もとない。
「うーん。やっぱり長いなぁ」
 長い!? コレが長い!? 膝小僧見えてるのに長いの!?
 確かに、夏清ちゃんと私じゃ身長が二十センチくらい違うから、夏清ちゃん用は必然的に長いよね……
「コレで、充分だけど」
 というより、ゴメン。もらっても着れないよ。こんな服……
「ダメよ!! 思ってたのより十センチは長いわ。どうしようかしら」
 夏清ちゃんが、セリフのあと小さく『切るか?』ってつぶやく。これでいいですぅ
「ああなんか。分りたくもなかったけど、先生のキモチちょっとわかったかも」
「は?」
 どうしてそこでいきなり井名里さんが……
「よし!! 明日のお買いものはこれにしようっ! なんか、ブラもサイズ合ってなさそうだし、ママさんのお店に行こう!!」
 ままさん?
「同級生のお母さんがやってるお店。安くしてくれるから大丈夫!!」
 大丈夫、って………
「ランジェリーショップだから、この手の服もいっぱいあるから!! 私は買った事ないけど」
 ……うん、自分で買わなくても……平気、よね。これだけあれば。
「これもみんなあげる。好きなの着てね」
 い、いらない。こんなにいらない。
「袋とってくる。あ、持って帰るの大変だよね。箱にする? 送るよ」
 ぶんぶん首振っても、もう夏清ちゃんの中で決定事項になっちゃったみたい。いそいそ入れるものを取りに行くために立ち上がってる。
「い………」
 いらないから、って言おうとしたそのとき。
「おーまーえーらーはー」
 すぱっと、ふすまが開く。リビングからまぶしい光。
「早く寝ろっつってんだろうが!! いつまでもいつまでも起きてんじゃねぇ!! あ」
 俯くみたいに顔を下に向けて頭をかきながら入ってきた井名里さんが、怒鳴る。怒鳴りながら顔を上げて。
 目と、目が、合った。
 見っ見っ見っ……見られたー!!!
「いっ!!!!」
「だからなんで突然開けるの!?」
「ナニしてんだお前はっ!!」
 セリフが三人分。
 夏清ちゃんが井名里さんのこと、蹴りだすみたいにして追い出しながらうしろ手にふすまが閉められ、二人がリビングに消える。
 リビングの向こうから、二人の声が聞こえる。鮮明に。大声で怒鳴りあってるんだもん。
「先生こそなんで起きてるのよ!?」
「お前が人の部屋でふとん干すからだろうが!! 十月なのになんだあの暑さは!!」
「クーラー入れたらいいじゃない!!」
「夏フルに入れたせいで壊れたの覚えてないのか!?」
「窓開けるとか」
「限度がある!! 暑いしビールでも飲むかと思って出て来りゃぎゃあぎゃあお前らも起きてるし」
 ごめんなさい、起きてて……
「大体。なんだあの服は!!」
「え? 樹理ちゃん持ってないっていうからあげようかなーって」
「ほほう」
「捨てちゃダメって先生言ってたけど、あげちゃダメとは言ってないよね?」
「ふーん」
 ああなんだか、私相手なら充分通用してる夏清ちゃんの屁理屈、井名里さんには全然効いてない。あ、今のうちに着替えちゃえ。
「いーやーっ!! いだっ痛っ!! 痛い痛いっやめて脳細胞が圧死するー」
「そんなに服着るのがいやなら、別にいいぞ、なんにも着なくても」
「ぎゃーもうっ分った。分りましたっ!! 置いとくからっ丈合わなかったから明日買いに行くことにしてるし、ウチのは置いとくからっ!! ………はー」
「分ったら今すぐ片付けて寝ろ」
「ハイ」
 井名里さん勝利。でも途中、なんだかすごく夏清ちゃんってば理不尽でひどいこと言われてた気がするのは気のせい?
 ため息をつきながら、夏清ちゃんが帰ってくる。
「ちっ在庫一掃セールしようと思ったのに」
 小さな舌打ちの後、夏清ちゃんがつぶやいたのが聞こえた。
 ………気のせいってことでいいか。

                                        2002.6.5=up.





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